ガジェット
「ガジェットつれづれ」
Appleやガジェットのことなど
ステイホームでの机まわりガジェット 、その後。
2023-01-29
昇降デスクというものがあるということを聞いて、時には座って時には立ってメリハリを付けて仕事をするのがよいかも、と思いました。
アマゾンや家電量販店オンラインでいろいろな昇降デスクをみつけることができます。しかし、それらはある程度値がはることや、仕様を見るとかなり重量のあるものばかりでした。実際のところ重いものはあまり好きではありません。
昇降デスク
もっと安くて手軽なものはないか探して見つけたのが下の製品です。机の上に置いて使う比較的小さな昇降台です。写真はアマゾンに掲載されているもです。
NAJIN 上下昇降デスク スタンディングデスク 卓上 オフィスデスク 昇降式テーブル パソコンデスク 折りたたみ 手動昇降 ガス圧式テーブル ワークデスク モニター 台 テーブル 机 高さ調整 ゲーミング デスク (ガス圧単層 - 木目色)
高さは立ち上げた状態でも40センチ余りしかないので、スタンディング・デスクとして使うには別途下に置く机が必要になります。最初は自宅にあった小さな折りたたみ机を使っていてのですが、もっと低い位置にもできるようにしたかったので、ホームセンターで組み立て式の部品を買ってきて自分で台を作ることにしました。
全体像としては、左の写真のようなものなりました。
今回はこの全体について、構成など、自分のための記録の意味もあって書きたいと思います。
座って使うときは下の写真のようになります。低めの椅子に対応させました。
ホームセンターで買ったものは、組み立て用にビス穴などをあらかじめ開けてあるパイン材のキットのようなものです。塗装はしませんでした。キャスターも付けたので自宅内フリーアドレス?です。
- 天板 60cmX45cm 1枚
- 脚角棒 43cm 4本
- 天板を角棒に接続するビス 4本
- かすがい 2本
- キャスター(ロックあり)2個
- キャスター(ロックなし)2個
5千円くらいはかかったように思います。
実のところ、昇降デスクについては以上です。
ここからは、これにともなっていろいろ追加したガジェット類について書きます。
正面
アップル製品は省きます。以下があります。
-
NuPhy Air75
-
FILCO Genuine
-
Side3 Separate
メカニカル・キーボード NuPhy Air75
カチャカチャと(できるだけ大きい)音がして打鍵感が楽しめて、ストロークの浅くて疲れにくいものを探しました。つまり、Happy Hack Keybord なんかとは逆コンセプトのキーボードということです。
NuPhy Air75 はキートップの付け替えもできますし、打鍵感も茶軸、赤軸、青軸という分類で「堅さ」を選ぶことができます。私は一番硬い音がする青軸にしました。打鍵感は満足ですが、多分スタバなんかではうるさくて使えないでしょう。自宅だからいいんです(ひとりだし)。
不満点は、バッテリーの持続時間が短いことくらいです。このキーボードにはゲーミングキーボードぽいバックライト機能がついていますが、それを点灯しないように設定すれば少し長く持ちます。
NuPhy Air75メカニカルキーボード 薄型ワイヤレスキーボード Bluetooth 5.0、2.4Gレシーバー および有線接続に対応 Windows/Mac OS対応 ホットスワップ 技適認証取得済み (青軸)
パームレスト FILCO Genuine
MacBook で慣れているせいかもしれないですが、キーボードのキーの位置は手首の接地面と同じ高さか、あるいは少しキーボードより高めの方が楽に感じています。ということで、パームレストも追加しました。
FILCO Genuine ウッドリストレスト Sサイズ〔幅300mm〕北海道産天然木使用 オスモカラー仕上げ 日本製 ブラウン FGWR/S
パームレスト Side3 Separate
Magic Trackpadも手首接地面より下にタッチ面がある方が指が楽です。なかなかこの幅のパームレストが見つからず、やむをえずキーボード用のセパレート式を購入し、左右のパームレストを接合しました。幅はピッタリでした。トラックパッド側に傾斜ができるように通常の逆向けにして使っています。
Side3 セパレート型 天然木 パームレスト 分離 木製 リストレスト 疲労軽減 ウォールナット材
背面
主なものは以下です。
-
ELECOM Tablet Stand
-
Anker PowerExpand HUB
-
BoYata PC Stand
-
Anker 547 Charger
-
Anker Magnetic Cable Holder
接続の様子は下図のようになっています。
タブレット・スタンド ELECOM Tablet Stand
一本足で、一見不安定のようでいて、意外と安定感があるスタンドでした(私見です)。たぶん金属部分はアルミではなくステンレス製で重量があることが安定感の理由だともいます。iPad 12.9インチを置いて、MacBookでSide Carを使いサブディスプレイとして使ったりしています。
エレコム タブレットスタンド 4.7 ~ 12.9インチ プットタイプ 高さ調整 角度調整 伸縮アーム 卓上 滑り止めクッション ブラック TB-DSCHARMPTBK
パワーデリバリUSBハブ Anker PowerExpand HUB
MacBookに接続するUSB-Cケーブルが電源を兼ねることができるUSBハブです。これならMacBookに1本だけ抜き差しするだけで済みます。MacBookのUSB-Cコネクタに複数本のケーブルを抜き差しするのは、コネクタの位置をのぞき込んで確認したり、MacBookが動かないようにおさえたりなど案外面倒なのです。ハブ本体はPCスタンドのBoYataの結束バンドで固定しました。
Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ 100W USB PD USB-Cポート 4K出力 HDMIポート 高速データ転送 1Gbps イーサネット microSD and SDカード スロット搭載 MacBook Pro iPad Pro対応
PCスタンド BoYata PC Stand
MacBookを目線の高さにするとともに、下にチャージャーやハブを設置するスペースを確保するために導入しました。
BoYata ノート パソコン スタンド PCスタンド パソコンスタンド 人間工学設計 安定性 無段階高さ調整 姿勢改善 折りたたみ式 滑り止め アルミ合金製 在宅勤務 17インチ以下対応
120W高速充電チャージャー Anker 547 Charger
MacBookに100〜120ワットの電源を供給します。実際には前述のハブを一旦通すので100Wまでとなります。USB-Cの口は4つあり、MacBook以外にiPadなどを高速充電(30W)するためのケーブルとiPhoneやAirPods用にMagSafe充電機を接続しています。
Anker 547 Charger (120W) (USB PD 充電器 USB-C)【PowerIQ 3.0 (Gen2) 搭載/USB PD 対応/PSE技術基準適合】
ケーブルホルダー Anker Magnetic Cable Holder
MacBookに外部機器と接続するUCBケーブルやiPadの充電用のケーブルは、ここに待機させるような形で運用しています。プラグの根元のところにマグネットのドングルをつけて、固定台に磁力でくっつけておくかたちですので取り回しが楽です。動画用のポータブルSSDやバックアップ用のHDDなど、しょっちゅう付けたり外したりしているのでこの方法をとりました。
Anker Magnetic Cable Holder マグネット式 ケーブルホルダー ライトニングケーブル USB-C ケーブル Micro USB ケーブル 他対応 デスク周り 便利グッズ (ブルー)
以上です。
ステイホームでの机まわりガジェット その2
2020-08-30
前回の続きです。下の写真のような僕の机まわりのガジェットなどを紹介しています。前回に説明したものには「済」マークをを付けました。
今回は、主にスタンドやケースについて。
左から。言わずと知れた(?)初代Macintosh風のシリコン製Apple Watch充電スタンド
elago W3 STAND Apple Watch
です。僕はMacintosh Plus所有者(ただしプラチナ色時代)だったので、少し思い入れがあり導入しました。この組合せのアイデアに感心したものです。
その横にごちゃごちゃしたケーブルが束になているところががあります。見苦しくてすみません。これは、充電ケーブルを引っかけておくフックです。
要するに、各ケーブルに金属リングを付けて、フックに掛けておけるようにしています。
机で作業中に、充電が必要な時は、机の左に設置あるフックからケーブルを外して、最初の写真のようにiPhoneやiPadに繋いで充電し、終わるとフックに戻すという使い方をしています。
ちなみに、金属リングは主に百円ショップで買った「二重リング」を「オビロンバンド」で留めています。
オビロンバンドとはポリウレタン製の輪ゴムで、天然ゴムのように劣化して切れたりネバネバになったりとかしないので、僕はいろんなところで使っています。東急ハンズで50本入り220円(税別/2020年8月現在)でした。
次にスタンドです。
自宅で仕事するにあたって、MacBook Pro 13インチをスタンドに立てかけて、だいたい目の高さになるようにしています。
サイドにはiPad用またはiPhoneをたて掛ける小さめのスタンドを設置しています。(トップの写真)
特に、iPadは、プログラミングの参考電子書籍を開いておいたり、YouTubeを再生したり、またSidecarを使ったりといったMacBookとの連動という意味でも本当に使い道の幅が広がりました。
僕の使っているMacBook用「
ノート パソコンスタンド pcスタンド 折りたたみ
」と、一番小さな「
超軽便・折り畳み式 スマホ・ タブレット用スタンド
」は折りたたむと、1枚の板のようになり、とてもコンパクトです。自宅用途ではあるのですが、このようなシンプルでかさばらないものが僕の場合は精神衛生的にも助かります。
デバイスのケースについても、同様で、iPad miniについては薄くてかさばらないパワーサポートのAir Jacketを愛用しています。ただし、
別の記事で書いたのですが
iPad mini 4用のAir JacketをiPad mini5に(少し強引に)転用して使っています。
iPad Pro 11インチについては、
背面がマグネットで装着できる液晶画面カバー付きケース
買って、液晶カバー部分はカッターナイフで切り取って背面だけにして使っています。iPad Pro11の場合、Apple Pencileを充電する都合上、側面は空いているものが比較的使いやすいのですが、この製品はそれでいて、カバー部を少し外にはみ出るように作られていて、側面のむき出しのアルミフレームやエッジをある程度保護してくれます。使ってみて、僕はこれで十分だと思いました。
MacBook Pro 13インチ(以下MBP)は2018年モデルを使っていたのですが、3月くらいにバタフライキーボードが壊れてしまい、コロナ下の状況で京都のApple Storeが営業休止となり、サードパーティーの修理業者に問い合わせると修理(キーボード交換プログラムで無償交換)に数週間かかるかもしれないと言われ、仕方なく外付けのMagic Keyboardを購入して使っていました。
実は、その時にトップの写真のようなカタチに机まわりが整ったというのが実際の経緯だったのです。
その後、5月にシザーキーボードとなったMBP 13インチ 2020年版がリリースされたので購入に踏み切りました。そして、移行後に旧2018年MBPをキーボード交換プログラムで無償修理した上で(アップルの配送修理はなんと3日間くらいでできあがってきました)、即行で中古店へ売却しました。キーボード交換直後なので高値買取を期待したということがあります。
実は、その売却準備の時にわかったのですが、旧2018年MBPでは、僕はずっとシェルケースをつかっていたのですが、底面にシェルケースの放熱用にあけられたたくさんの細長いスロット穴があって、その部分と穴ではない部分で板金の色がどちらかで変色してしまっていました。ケースを外すとスロットに沿って薄く灰色のスジが何本も付いていたのです。いくつかのクリーナーを試しましたが落ちません。(写真を撮っておけばよかったのですが、ないので説明だけですみません。)
このシミのようなもののせいで中古見積が7,000円もマイナスにもなってしまいました。現在シェルケースをお使いの方は、ぜひご注意ください。
そのようなわけで、2020年版MBPでは、
dbrand
のスキンシールを使っています。シェルケースで失敗したこともあり、やや高価ですが信頼のできそうな評価があるものにしました。
dbrand
サイトで直接購入します。海外発送ですが、Express便でない普通便なら送料無料でした。
このスキンシールの場合、側面はむき出しになってしまうので、やや心配ではあるのですが、シャープですっきりした外観になるので気に入っています。
また、写真のようにアップルマークを隠すスキンがあることも、選んだポイントでした。もちろん、アップルマークのところだけ開けてあるシールも販売されています。
今回は以上です。
ステイホームでの机まわりガジェット その1
2020-08-10
下の写真は、最近の僕の机まわりの写真です。「どんなガジェットがあるか当ててみてください」のクイズみたいになってしまっていますが、実際、何が写っているでしょうか。
正解は、下のようになります。
ステイホームが続く中、自宅で仕事用に机まわりをそれなりに整備しようと、試行錯誤された方も少なくないのではないかと思います。
実際、これは僕なりのその行き着いた状態ということでした。計画的にこうしていったというより、いろいろ不可抗力的な事情もあるなどして、こうなったという感じですが。
その点を含め、写真の左上のものから順番にご紹介。
Amazon Echo spot
球体状のフォルムで、一見奇妙な丸い液晶画面のEcho spotはキューブリックの宇宙船ぽく気に入っているのですが、もはや販売していません。
後継の四角形スクリーンのEcho Show5 が発売され、こちらの方がスクリーンの大きさや見やすさ、その他のスペック面からも改善されていて、かつ低価格なので、Spotが廃盤になるのは当然なのでしょう。
でも、この少し変わったデザインのSpotを、販売されているうちに購入できてよかったと思っています。
普通にアレクサが機能するだけでなく、動画ニュースも見れますし、タイマーは残り時間が表示されますし、プレイ中の曲名なども表示され、さらに内蔵カメラも付いていて、テレビ通話もできますし、出かけたときにiPhoneのArexaアプリで自宅の様子を確認できたりもします。サイズもコンパクトで場所を取りません。
ちなみに写真のSpotアナログ時計の派手な背景画像は、iPad OSに内蔵されてる背景画像のJPEGファイルを拝借していますので、どこかで見たことがある絵と思われたかもしれません。僕のお気に入りの組合せです。
そして、僕はSpotifyを Echo Spot から、Bluetoothスピーカー SONY SRS-XB10に飛ばしてステレオ再生させています。
SONY SRS-XB10
2年前の2018年に1台目のグレイッシュホワイトを買ったときは6,500円くらいだったのですが、今はこの色のみ、倍近い価格で売られているようです。ブラックは今は7,000円代で売られていますので、
2台目はブラック
をつい最近に購入しました。
なお現在は、SONYからは
SRS-XB12という新しい型番の改良版
が発売されています。しかし、旧版のほうが未だに評価があるのか、単に在庫のない希少性だけなのか、今では旧版であるXB10が当時よりも高値(特にグレイッシュホワイト)で販売され続けているようです。
SRS-XB10は、2台を組み合わせると、相互に連動して同時モノラル再生かステレオ再生かを選択できるようになります。
僕自身は実は、これはコンパクトで防水ということもあり、風呂で音楽を聴いたり、ひとりキャンプなどの遠出の時に持って行くつもりで当初1台だけ購入したのですが、実際は、そういったことはめったすることもなく、以来、持ち腐れ状態でした。メルカリで売ろうかとも考えたほどでした。
そこへ、新型感染症流行によるステイホームという状況になり、自宅で仕事をしながら音楽を聴くということのために、僕が持つ唯一の外部スピーカーであるこれに、2台目を追加することにしたというのが経緯でした。
いや実際は、自室でスピーカーでステレオ音楽を聴くという自体がなかったのですが、いつかあらためて書きますが、事情でMacBook Pro 13インチ 2020を購入して、このコロナ禍での自宅作業中に、その内蔵スピーカーでステレオ再生してみたとき(それまで、そもそもイヤホンのみで内蔵スピーカー自体旧機種でもほぼ使ったことがなかった)、MB13pro 2020の音質もよかったせいか、ステレオスピーカーでの音楽って実はスゴイと気づいたのがきっかけです。それで、SRS-XB10なら低音域ももっと出てさらにスゴイかも、と思ったというのが実際の順序でした。
実際使ってみて、Echo spotとの相性も悪くないようで、低音域もそれなりにでますし、ワイヤレスなので場所を選ばず部屋のどこにでも移動できるというのが、気に入っています。
なお、新しいSRS-XB12には付いていないようですが、旧SRS-XB10にはストラップに横置きを補助できる付属器もついていて気が利いています。割とこれだけでも、ダイレクトな音(横置き)と、アンビエントな感じ(縦置き)とのインパクトの違いを感じられるのも面白いです。
また、僕はSpotifyなので、選曲も音量調整もiPhoneのSpotifyアプリからすることができます。曲はiPhoneで検索して、再生はEcho Spot経由でSRS-XB10でステレオ再生するというカタチです。
iPhoneから直接にSRS-XB10に接続することもできるのですが、音声操作がAlexaの方がSiriより簡単な感じがすることと、確証はないのですがEcho SpotからSpotifyを再生した方が、iPhoneから再生するよりも音質が良いように感じたということもありました。
また、Echo SpotはもちろんSpotifyで再生中の楽曲名なども表示してくれます。これもなにげに便利です。
今回は、以上です。また続きは続編を書きます。
それでは。
NHK番組表APIを使ってキーワード監視と通知
2019-06-13
Rubyでプログラムする人のための内容ですが、僕が勝手に作って使っているプログラムを公開します。NHKの番組表AIPを使って、興味のあるキーワードを含む番組情報を抽出して通知するプログラムです。
NHKの番組表AIPというのは、NHKが提供しているサービスで、そこで決められているプロトコルでNHKのサービスサーバーと通信して番組表のデータを取得できるもです。登録さえすれば無料で利用できます(但しアクセス回数に制限があるようです)。
この監視通知プログラムは僕のGitHUBのアカウントのGistsという場所で公開しているものですが、まずは下に貼り付けておきます。(Gists上で逐次修正しているので、貼り付けたものもそれに応じて更新されます。コードそのものについて何かあればGistsの方へコメントください)
>
smallmake/nhkkw.rb
説明は後半へ。
NHK番組表APIのユーザー登録
NHK番組表APIを使うには、専用サイトでユーザー登録してログインし、自分のプログラムをアプリケーションとして登録して、専用のAPIキーを取得しなければなりません。
>
NHK番組表APIサイト
NHK番組表APIのサイト
登録方法などは僕は下記のQiitaの記事を参考にさせていただきました。本当に助かります。
>
NHK番組表API(5さい)- Qiita @kazuchika
ここにも書かれているように取得できるのは
当日から1週間先までの番組情報です。
プログラムの説明(使い方)
gem は faraday, json, time, csv, mail, active_support を使いますので、それぞれインストールしておいてください。
以下、プログラムの中身に説明です。
基本的にはプログラムの冒頭部分の各変数の設定さえちゃんと書いてもらえば、使えるはずです。
NHK_API_KEY
↓
NHK番組表APIのサイトで、自分のアプリ用にAPIキー(Program List API)を生成して入手してください。APIキーは "doksoHhdwh8shPsd6dsJshdjsjhsmrhdw"(テキトー) みたいな感じの文字列です。
プログラムではNHK_API_KEY の設定に ENV を使っています。つまり環境変数から取得するようにしていますが、プログラムファイルにじかに書いても結構です。(通常、サーバーなどに設置する場合はセキュリティの観点から環境変数から読み込むようにします。)
GMAIL_APP_USERNAME, GMAIL_APP_PASSWORD, GMAIL_ADDRESS
↓
通知をgmailに送れるようにしています。
後で説明しますが、僕の場合、このプログラムをサーバーに置いて crontab で毎朝1回起動するようにしています。キーワードに引っかかる番組があると自動でメール通知してくれるわけです。
メール通知が不要な場合、つまり、例えばその都度手元で起動して表示される抽出結果を見るだけでよいなら、これらの変数は設定不要です。設定しなければメール送信しません。(これらも環境変数を参照するようにしているので、この場合、これらの環境変数を設定しなければメールは送信されません。なおgmailを二段階認証にしている場合、Googleからアプリ用パスワードの取得が必要です。)
REGION_CODE
↓
住んでいる地域を示すコードを指定しなければなりません。NHKは地域毎に番組表が違う場合があるので、これは重要です。
地域コードは下記URLのページの「area」欄を参照してください。
>
リクエストパラメータ area
GENRE_CODES
↓
これは番組のジャンル(バラエティ、情報番組、ドラマなど)を絞り込むためのパラメータなのですが、実はジャンルのコードがどのようになっているのかはNHKのAPIサイト自体には詳しい説明がなく、僕は下記のブログで簡潔に知ることができました。助かります。
>
テレビ番組ジャンル一覧 ゆるくつくる – stabuckyのブログ。
分類が多いので、大分類を示す最初の2桁だけで絞り込むようにしています(ニュース/報道は1, スポーツは2 ですが、それぞれ 01, 02 と記述します)
KEYWORDS
↓
自分の興味を示すキーワードを並べてください。番組情報に半角英数字は使っていないようなので「UFO」も全角で「UFO」でなければなりません。
LOG_FILE
↓
これは特に変更していただく必要はないと思います。ただし、このような名前のファイルが同じディレクトリ(フォルダ)に作られることを知っておいてください。また、プログラムに書き込みの権限が必要となりますのでご注意ください。
このファイルは、取得済み(通知済み)の番組を記憶しておくために使っています。そうしないと、プログラムが動くたびに通知済みの番組をその番組が終わるまでは何度も通知してしまうからです。
この記録は、プログラムの最後で、当日の前の日以前のから消去していますので、容量が増え続けるということはありません。
NHK_CHANNELS
↓
抽出するTVチャンネルのコードと表示用の名前を設定します。NHK番組表APIはテレビだけでなくワンセグやラジオ放送も取得できます。コードと名前の対応一覧はNHK番組表APIサイトの下記のURLに「service」欄を参照してください。Rubyのhashで記述してください。
>
リクエストパラメータ service
プログラム上などで各自が設定すべきことは以上です。
上にも書きましたが、取得できるのは1週間先までの番組表データです。それより先のものは取得できません。
ですので、できれば毎日1回自動起動して、プログラムにあるようにメールで通知させるのがいいと思います。
僕の場合は、これを自分のサーバーに設置してcrontabを設定して、毎朝8時5分に起動させています。以下のような設定ですね。
まず、シェル起動できるように
% chmod 755 nhkkw.rb
して、crontabでRuby環境を読み込んで起動するシェルスクリプトを nhkkw.sh を用意して
--------
#!/bin/sh
cd /home/eijin
source ./.bash_profile
./nhkkw.rb > /dev/null 2>&1
--------
で、
% chmod 755 nhkkw.sh
して、そして
% ctontab -e
で
5 8 * * * /home/eijin/nhkkw.sh
ですね。
以上です。
なお、コードに関しての質問については基本はノーサポートといたしますのでご了承ください。
【重要】
また、コードを実行したことによって万が一に も発生した事故や損害などについては免責とさせていただきます。全て自己責任でお願いいたします。
パワーサポートiPad mini4用ケースをiPad mini5で使う
2019-05-15
パワーサポート社のiPad用のエアジャケットがとても気に入っています。
iPad mini4とそのエアジャケットを2015年から使っていました。
今年、待望のmini5が発売されたので、新たにmini5を購入し、mini4は中古価格が下がらないうちにと、早々に中古屋へ売り払ってしまいました。
パワーサポート社からmini5用エアジャケットが発売されないだろうかと待っているのですが、もう待ちきれません。
そこで、使っていない iPad mini4用エアジャケットをmini5で使ってみましたので、どんな感じになるかご報告です。
まず、本体のサイズは全く同じなので、ピッタリ着装できるので、とりあえず感激します。
しかし問題は、ボタン類、端子、カメラ、マイク位置がどうなるかです。
Powerボタンとイヤホン端子は問題ないです。
Lightningケーブル端子も問題なく使えました。
カメラは若干ずれているものの写真は普通に撮れました。
しかし、マイクの位置はmini5で完全に変わってしまったので、意味のないマイク穴となってしまいました。
ボリュームボタンは位置が上に移動しました。これはもう自分で削るしかありません。下の写真で赤い部分(説明のために画像加工で赤を載せました)をヤスリで削りました。
側面のマイク穴は、カメラ横の穴と同じく役に立っていません。ここにも、もはやマイクはありません。
なお、使ったヤスリは100円ショップで買った下の写真のようなヤスリです。
マイクの位置は、上部中央に移動しています。上部側面上に1つ、上部背面上に1つあります。新しいマイク穴をドリルかなにかで開けることも考えたのですが、位置をぴったり合わせるのは難しそうですのでやめました。
でも、とりあえずSiriはちゃんと動いていますし、キーボードの音声入力もできています。もしかすると、スカイプなどで通話する場合は、音がこもったりノイズリダクションが効かないなどの支障があるのかもしれません。
以上です。
iPad使って風呂場でのテレビ番組視聴の一例
2019-05-15
iPadをお風呂に持ち込んでテレビ番組やその録画を見たりよくします。どうやっているかというお話です。
iPadでWiFi経由で使えるテレビチューナー
iPadでテレビを見るために僕が使っているのは株式会社ピクセラの「PIX-BR310L」という製品です。この製品は今は 「
サイトエアボックス
」 という製品に変わっているようです。
「PIX-BR310L」はMacでは視聴できなかったのですが、新しい「
サイトエアボックス
」はMacも対応しているようです。なお、チューナー2台内蔵(裏番組対応)の「
PIX-BR310W
」のほうはは、まだアマゾンでも販売していました。
これにHDDをとりつけると録画もできるようになります。 アンテナ線を繋ぎ、 WiFiルーターにはLANケーブルでつないで、WiFi経由でiPadから専用アプリで「PIX-BR310L」に接続します。詳しくは製品マニュアル等でご確認ください。
AppStoreでインストール
僕は、主にiPad miniでテレビ視聴しています。 「PIX-BR310L」を使うには、AppStoreで「ワイヤレスTV」というのをインストールします。起動すると、WiFiの中にある「PIX-BR310L」をアプリが見つけてくれて、接続できるようになります。
iPadの防水対策
さて、本題の風呂への持ち込みのための防水方法です。
防水ケースはいろんな種類のものがあり、僕もいくつか試したのですが、正直言って「本格的なものは、めんどうくさい」です。ジッパーを閉めた上で、それをくるむように巻いてさらに密閉したり、ジッパー自体が防水上とてもかたくて開け閉めが辛かったりしました。
aLOKSAK タブレット用
風呂に持ち込む程度なら、通常は水に沈めることはないので、まあ台所用のZiplocでもいいくらいです。しかし、Ziplocだと多分、袋に入れたままでは操作できない(タッチ操作非対応)ですし、うっかり浴槽に落としたときの防水性能に不安もあります。
それで、LOKSAK(ロックサック)の「aLOKSAK タブレット用」(ALOKD2-8X11)を僕は使っています。形態としてはZiplocに近いのですが、よく知らないのですが「IPX8規格」という防水規格を満たしている製品のようです。
「タブレット用」は、実は僕がテレビ視聴に使っているiPad miniだとすこし余裕がありすぎますが、大は小を兼ねるのでこれにしています。実際、iPad pro 11インチだと、ほぼジャストサイズです。
iPad mini をいれた 少し余裕がありすぎだが無問題
iPad Pro 11'' をいれた ほぼぴったり
浴槽の端に立てかけてテレビ鑑賞 iPad mini
僕が、「aLOKSAK タブレット用」を最初に購入したのはヨドバシカメラの店頭だったのですが、なぜか最近はアマゾンでもヨドバシでも「タブレット用」見つけることができませんでした(スマフォ用などサイズの違うものは販売されていることがあります)。
前回、「aLOKSAK タブレット用」をみつけて購入できたのは、たまたま立ち寄ったキャンプ用品店でした。むしろキャンプ用品店のほうが在庫があるのかも知れません。
そのときは1,300円(税別)でした。2枚入りなので1枚650円換算で、まあ安くはないですし、また、実際のところいくつか欠点もあります。
何ヶ月か使っていると素材が劣化するのか、開け閉めする時に、ジッパーとの境界の部分から破断しました。それから、薄手の素材なので、わりとはやく劣化すると感じるかも知れません。透明度が失われ、くすんだようになっていきます。
しかし、高価な防水ケースでも、結局いつかは水垢などでくすんだようになるので、買い換えたくなります。そう考えると、それらよりは比較的安めのこれを使い捨てする感じで使うのもいいかもしれせん。僕自身はそのように割り切っています。
iPadでWiFi経由で使えるテレビチューナーと僕自身の風呂場での防水方法をご紹介しました。
なお、防水とは言っても、見えない破損や事故によって水が入ったりするかもしれませんし、そもそも高温多湿な風呂場での機器の使用は、それ自体悪影響を及ぼす可能性もあります。ここでは、個人的な使用例をご紹介しました。ご利用の場合は、自己責任でお願いいたします。
「このコンピュータ上の rapportd にアクセスしようとしています」のメッセージ
2018-12-07
MacBookでiPhoneのテザリング(インターネット共有)使っているときで、かつ多分、macOSをアップデートした直後のタイミングでいつも現れる気がする、ノートンインターネットセキュリティの以下のメッセージ
コンピュータ「xxx.xxx.xxx.xxx」が、このコンピュータ上の rapportd にアクセスしようとしています。
で「許可しますか?」と訊いてくる。
IPの最後の桁にいくつかパターンがあるのだけれど、ネットワークスキャンして、これらのIPのMACアドレスを調べてみたら、全部、同じiPhoneでいつもインターネット共有している自分の iPadたちだとわかったので、ひと安心。
ちょっとドキッとする。
この件について、どこかに公式にアナウンスされているのだろうか。見つけることができなかった。
ネットワークスキャンに使ったのは
LanScan - iwaxx Sarl
というMac用のアプリです。
下のように表示されます。iPadのMACアドレス(機器ごとの独自のID)は 設定>一般>情報 の中に表示されていますので、それと照合できます。
iPad用PDFビュワーの縦書きテキスト対応について
2017-05-16
iPad用のPDFビュワーを何か新しいものに変えるべくいくつかのアプリを調べてみましたので、簡単ですが下に一覧します。ただし、今使っている
GoodReader
を含め、どれも一長一短があります。いろいろ調べたものの、結論的には
GoodReader
をまだしばらくは使うことにしました。理由は最後に書きます。
実は
GoodReader
には、iOS 10.3になってから日本語ファイル名が同期できない障害が発生しています。AppStoreのレビューにもこの件はいくつか対応要望のコメントが上がっているものの、未だに対応はなく、GoodReaderサイトのSupportページがアクセス不可になっています。
ちなみに、AppStoreレビューに上がっている問題の多くはクラウド同期での問題のようですが、僕の場合はSMB同期で障害が発生しています。実際は、これはAFP同期に変えること解消しました。しかし、AppleはAFPをいつかやめるらしいので、あまりうれしくありません。また、上に書いたGoodReaderサポートページの件もあり不安になり、今回いろいろ他のアプリを調べてみたわけです(なお、現在2017年5月15日時点の話です。記事を書いている最中の本日5月16日にiOS10.3.2がリリースされました。直っているかも知れませんが未確認です。)
まず、私的iPad用PDFビュワーの要件です。
1)クラウド同期またはSMB(AFP)同期ができる(ダウンロードでなく同期)
2)縦スクロールができる
3)ページ移動してもズームと左右ポジションが保持される
4)縦書き埋め込みテキストに対応して検索ができる
5)縦書き埋め込みテキストに対応してテキスト選択ができる
6)縦書き埋め込みテキストに対応してカラーマーカー付けができる
1)はアノテーションを付けることを前提としているからです。ダウンロードだけだとiPadでアノテーションを付けたものを自動アップロードして、他のデバイスでアノテーションを含め共有するということができません。
2)の縦スクロールができたほうがいいというのは、縦書きの本を読む時、横スワイプ移動の方向が大抵横書き用で気持ち悪いからです。縦スクロールであれば問題ありません。
(横書き本は左開きですが縦書き本は右開きの違いがあるということ)
3)ページ移動でズームがリセットされるようだと困るということです。余白を切っていい感じにズームしておいても、例えば後で書きますがiBooksなんかの場合、次のページに移動するとズームは解除されページ全体の表示になってしまいます。
4)Macのプレビュー.app とかiOSのiBooksは縦書きPDFの文字検索ができるんですね。さすがアップルなんですが、上に書いたことなど、いくつかの理由でiOS版iBooksは却下です。
5)これもMacのプレビュー.app とかiOSのiBooksは縦書きPDFのテキスト選択ができる。コピー&ペーストができる。
6)はすなわちアノテーション機能付きということですね。この点でもiOS版iBooksなんかは候補から外れます。
なお、以上の全ての要件を満たすiPadアプリを見つけることは結局できませんでした。調べたアプリは、みんなほぼどれかできるのに、(うまい具合に?)必ず何か1つ2つできないことがあるのです。
端的に言えば縦書きテキストに対応しているアプリは同期に対応しておらず、または必ずその逆という不思議です。
それはGoodReaderも例外ではありません。
さて、では以下がアプリの比較です。
○は要求通りにできるもの。△は部分的に不満があるもので、その理由を書きます。×はできないということです。
GoodReader - PDF Reader, Annotator and File Manager - Good.iWare
○1)同期
△2)縦スクロール
△3)ページ移動でズーム保持
×4)縦書き埋め込みテキストの検索
△5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
△6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
GoodReaderは表示をクロップする
機能があるが、ページのヘッダ部分も
クロップしなければならない
ケースもあり理想的とは言えない
縦方向に選択できるが1文字1文字
ばらばらに選択している。
2)縦スクロールはできるのですが、1ページごとにスナップがかかるのが私的には残念です。特に技術書なんかの場合、表やプログラムコードがページにまたがることがあり、ページをまたいで表示したままにできるほうが都合が良いのです。
次項の「PDF Exper6」の図をご覧くださいです。こんなふうにできます。iAnnotateもこれができます。
3)ズームしてページ移動するとすると、微妙な感じにではあるのですが、位置がずれてしまします(ズームを保持しようとはしている感じなのですが、少し触っただけですぐずれるなど微妙に煩わしい)。でもGoodReaderには、予めページ余白をクロップしておく機能があるので、これはそれなりに便利なので一応△としました。しかし、クロップよりもズームで位置を保持してくれる方が実際にはありがたいです。
4)5)6)GoodReaderは縦書きテキストの選択とカラーマーカー付けはできなくはないのですが、縦書きテキストとして認識しているわけではないようです。
右のショットで見ると分かるように、1文字1文字ばらばらのブロックとして選択してしまっています。
そのためか、検索も1文字単位でしかできないので縦書きの本では使えるものではありませんので×です。
PDF Expert 6 - フォーム入力、注釈づけ、サイン記入 - Readdle Inc.
○1)同期
○2)縦スクロール
○3)ページ移動でズーム保持
×4)縦書き埋め込みテキストの検索
×5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
×6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
PDF Exper6 は
ページでスナップ
しないので
読みやすいケース。
ズームしていてもそのままずいずい
ページ移動できるのもよい。
2)PDF Expert6は縦スクロールできて、ページごとのスナップもなく、ズームした状態を保持したままずいずいページスクロールして行けるので読みやすい。
4)5)6)同期もスクロールもいい具合なのに、縦書きテキストに関してはテキスト選択どころか、ほぼ全くなにもできないというとても残念なことになっています。
とてもよいアプリなので、メーカーには「縦書きテキストに対応して欲しい」とメールしておきました。まあ期待しないで待ちたいと思います。
iBooks - Apple
×1)同期
×2)縦スクロール
×3)ページ移動でズーム保持
○4)縦書き埋め込みテキストの検索
○5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
×6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
iBookの縦書きテキスト対応は
実にすばらしいの図。
1)同期はできません。やりかたとしてはMacでiBookを起動して、ドラグアンドドロップでiCloudにアップロードする形がもっとも手軽でしょうか。
2)既に書きましたが縦スクロールできず、ページ移動でズームはリセットされのでよくありません。
4)5)しかし、縦書きテキストの選択は実に美しくでき、検索もできます。自炊した本ですら右の図のような感じです。
iAnnotate PDF - Branchfire, Inc.
○1)同期
○2)縦スクロール
△3)ページ移動でズーム保持
×4)縦書き埋め込みテキストの検索
×5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
×6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
テキスト選択は縦書き不対応。
ズームロックは実質的に役に立たない
2)縦スクロールできるのですが、ポジションがずれます。その対応として「ロック」ボタンが設置してあるのですが、これは実は(少なくとも現バージョンでは)役に立ちません。一旦ランドスケープかポートレートに切り替えると、ロック位置を左端にリセットしてしまうためです。
4)5)6)縦書きテキストを縦書きとしては認識していません。1文字1文字ばらばらに選択されます。GoodReaderも似たような感じなのですが、GoodReaderのほうが少なくとも行として選択できるようになっているだけましです。
なお、iAnnotate 4という別バージョンが別売りでリリースされています。こちらなら直っているだろうかとも期待してみるのですが、多分ですが、実際はチームなどでのSharing機能が追加されているだけと思われます。
PDF Reader – 注釈,画像,フォームの入力と管理 - Kdan Mobile Software LTD
×1)同期
○2)縦スクロール
×3)ページ移動でズーム保持
○4)縦書き埋め込みテキストの検索
△5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
△6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
1)同期ができないという点でそもそも候補から外れるのですが、KDAN Cloudというのサブスクライブするとクラウド対応になるらしいです。それがどの程度のものなのか調べていません。無料トライアルとあるだけで課金時の金額がわからずちょっと不安になります。
2)縦スクロールはできるのですが、ズーム保持できず左右にぶれるので×です。
4)5)6)縦書きテキストの検索はできる点はよいです。ただ、縦書きテキストの選択は完全対応とは言えず、若干使う側のテクニックを要します。
PDF Pro 3 – 究極のPDFアプリ - Dominic Rodemer
×1)同期
○2)縦スクロール
×3)ページ移動でズーム保持
○4)縦書き埋め込みテキストの検索
△5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
△6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
もしかすると、PDF Readerとこれは同じソースプログラムを使っているのでしょうか。
ほぼ上と同じです。同期はできません。縦スクロールには対応しており、縦書きテキストの検索もできますが、テキスト選択には使う側のテクニックが必要です。
Adobe Acrobat Reader: PDFの注釈付け、共有、送信 - Adobe
×1)同期
○2)縦スクロール
×3)ページ移動でズーム保持
○4)縦書き埋め込みテキストの検索
○5)縦書き埋め込みテキストのテキスト選択
○6)縦書き埋め込みテキストのカラーマーカー
1)PDFなのだから、本来なら真打ち登場というはずなのですが、同期ができないだけでなく、ページサムネールを一覧する機能とか、他のPDFアプリなら当然のごとくある機能がなぜかない。
3)ズームしてのページ移動で左右にぶれるのも残念です。
4)5)6)それでもさすがに縦書きテキストへの対応はちゃんとされていて、検索もできる。とても惜しいです。
おまけ:
Kindle:人気の小説やマンガ、雑誌が読める電子書籍リーダー - AMZN Mobile LLC
×1)同期
その他不明
send to kindle というツールを使って自前のPDFなどをクラウドにアップロードできるらしいですね。 但し、日本は未対応です(アメリカのアマゾンのアカウントを作ればできるようですがまだやってません)。Kindle同様アノテーションなどが同期されるのであれば期待は大きいと思ったのでとりあえず上げておきました。
アプリの全体的な雰囲気や機能面では
PDF Expert6
に個人的には軍配を上げたいのですが、書いたように縦書きテキストへの対応がゼロ状態なので使えません。
そのようなわけで、GoodReaderは、縦書きテキストの検索はできないものの、今のところ、同期と縦書きのテキストのカーラーマーカー付けができる唯一のアプリなので使用を継続することにした次第です。
以上です。
1984年のMachintoshタッチスクリーンタブレット プロトタイプ
2016-07-15
WWDC2016のセッションの合間に、会場のMoscone Centerのすぐ近くにあるサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)へ行った。以前、ニューヨークに6ヶ月ほどいたことがあって、NYのMOMAには何度か通ったことがある。
SFMOMAではサンフランシスコにちなむ写真や絵画などがあって、サンフランシスコらしさを打ち出していたようだけれど、いわゆるモダンアートではウォーホルやリキテンスタインなど(僕の中ではNYアート)も目についた。でも、後で調べて知ったのだけれど、これらは多分ドリス&ドナルド・フィッシャー夫妻のコレクションだ。彼らはサンフランシスコを拠点にGAPを創始した人たち。そもそも、GAPがサンフランシスコ発祥ということ自体を知らなかったのだけれど(GAPもてっきりNY発だと思っていた)。
さて、このSFMOMAの6階のフロアで「Typeface to Interface」という展示をやっていた。
1950年以降のアナログからデジタルに至るグラフィック・デザインとかコミュニケーション・ツールとか、いわゆるビジュアル・コミュニケーションを考察するべく、アーロン・マーカスのコレクションを中心にSFMOMA独自のコレクションを含めて展示しているらしい。
この中に、Machintoshのタッチスクーン・タブレットのプロトタイプであると題されたものがあった。
1984年に試作されお蔵入りになったとある。本当にタッチスクリーンだったのだろうか。30年以上昔に!?隣には初代Machintoshもある。初代だって1984年に発売され、ブラウン管技術だったのだから、このタブレットが動いていたとはとても信じられない。もしかすると単なるコンセプト・モックアップなのかもしれない。でも、だとしても既にタッチスクリーンを志向していたとすれば興味深い。いずれもSFMOMAのコレクション。ガラスケースに厳かに納まっている。
説明板にはデザイナーのハルトムット・エスリンガー(Hartmut Esslinger)のことが書かれている。エスリンガーは、この頃のアップル製品のデザインコンサルトをしていたドイツのフロッグデザイン社の創設者。Snow White design language というデザイン規則のことは有名で、このタブレット試作品もそれに基づいて白を基調とし、独特なスリットがある。
但しこのキーボードは絶対にいやだし、それにスリット模様もわざとらしく存在理由が曖昧な感じ。やはり何かの間違いのような気がしてならない。
さらに奥へ進むとグーグル・グラスの展示があった。
展示してあるのは、多分2012年前後の製品だが、既にどこか古風な雰囲気を醸し出しているのは展示ケースという演出のなせる技だろうか。
展示してあるプロモーション・ビデオの制作のことなど、シリコンバレーと近いこともあり、SFMOMAが、いろいろとこの業界に関わっていることもうかがえる説明がある。
「Typeface to Interface」は10月23日までやっているそうです。この業界のまだまだ短くかつはかない歴史と、その他のたくさんの展示でもしかするとサンフランシスコ魂みたいなものが味わえるかも知れません。
サンフランシスコ旅行でモバイル・ルーターのレンタル(関空で)
2016-07-10
AppleのWWDC2016に参加する(初めての参加)ため6月にサンフランシスコに行った。
渡米前に、現地でのネット接続についてググると、カフェやホテルのWiFiサービスにはあまり期待しない方がよさそうだったので、iPhone用にSIM(できれば通話もできるもの)を入手するか、あるいはデータ・モバイル・ルーターのレンタルを検討した。
結論的には、出発日に関空の中にある、とあるショップカウンターで当日申込みでモバイル・ルーターをレンタルして、それが現地で比較的快適に使えたので、そのことを書きます。
T-mobileのSIM、操作ミスで失敗した話
実は、当初は、割高だがT-mobileのSIMの並行輸入品を日本のアマゾンで買って(多分2,000円くらい現地より高い)、日本でアクティベイトして予めiPhoneに仕込んで持っていこうと思った。緊急時に電話も使えるし、それがよいと思って、アマゾンで1つ購入した。
日本のアマゾンで購入
T-mobileのSIMのアクティベートは日本に居てもできる。実際、アクティベートする段階で念のためチャットで聞いてみたら日本からでもできるという。
日本からでもOnlineでアクティベートできるらしい
アクティベートの手続きを進めると、コース選択のページになる。30ドルでデータ通信は5GBまではスピード制限なしで使えて、通話は100分までというのがある。1週間しかいないのでこれでよいか?但し来月の解約手続きは必要かも知れない。あるいは、その下のPAY AS YOU GO PLANか?
T-mobileサイトの各コース価格表
ここで、僕は失敗してしまった。コースを決めるのに迷って、ブラウザの別のタブをいくつか開いて利用経験者のブログなんかを参考にしようとあちこちググっているときに、うっかりアクティベート後の申込み手続き中のT-mobileサイトのタブを閉じてしまったのだ。
これはもうあとのまつりで、SIMはアクティベート済みになってしまったので、再度サイトで手続きしようとしても「このSIMはアクティベート済みのものなので先へ進めません」的なエラーになり、コース選択やクレジットカード情報入力にたどり着けない。
T-mobileサイトのチャットで、どうすればいいか聞いてみると、サポートへ電話しろという。電話でないと対応できないという。
それなら、渡米してから電話したほうが良いと思い、とりあえず対処は渡米後に保留した。
しかし、出発当日、関空への移動中に少し不安になってきた。英語力上の不安もあるし、もし電話で説明がうまく通じないとか、あるいは手続き上のことで開通までに時間がかかってしまったら、肝心なときときにネットが使えない可能性がある。
関空で当日申込みモバイル・ルーターをレンタル
それで、関空に着いてすぐに、当日申込みでモバイル・ルーターをレンタルできるかネットで調べてみた。見つけたのが以下の関西国際空港のサイトのページである。
関西国際空港>サービス施設>こんなものも借りられる
「予約なし当日貸出」と書いてあるサービスもある。これをあたってみよう。
乗っていたいた空港バスは関空の3階の出発フロアに着いたので、とりあえず、3階フロアにある「テレコムWi-Fi」に行ってみる。
「テレコムWi-Fi」には、事務ユニフォームの女性が3人いて、ルーターの入っていると思われるたくさんのケースを棚に並べる作業をしていた。レンタルのことをたずねると、声をかけられたのが意外というような表情で、今日貸し出せるものは申し訳ないがございませんと丁寧に断られた。あくまで印象だけれど、ここは個人客向けというより多分、契約法人向けとかにサービスしているのだろうか。
続いて1階の「GSMレンタフォン海外用Wi-Fiルーターレンタル」のブースに行ってみる。
黒いポロシャツの男性店員がにこやかに、在庫があります。ただ今、キャンペーン中で割引がありますと説明してくれ、あっさりレンタルの手続きができた。
ルーターはポシェットのようなソフト・ケースに入ってはいるが、このケース自体はわりとかさばるサイズ。スーツケースに入れて預かり荷物にしていいか聞いてみたが、やはり精密機械なので機内持ち込みにしてくれという。まあ、当然か。ルーター本体だけを手持ちのカバンに入れて、ソフト・ケースはスーツケースにいれることにした。
モバイル・ルーターの使用感
ルーター本体は、日本で自分が使っているWiMAXのルーターや愛用のMR04LNに比べると2倍くらいのサイズがありずっしり頑丈な感じ。多分、バッテリーが大きめなのだろう。でもまあ、ブレザーの内ポケットやパンツの後ろポケットにいれて持って歩くことはできた。バッテリー持続時間は口頭では6時間と説明され、サイトには4〜9時間とあるが、使用頻度によるのだろうけど僕の場合は実際には10時間以上はもっていたように思う。
データ量は無制限(ただし極端に大量に使うと制限がかかる場合があるらしい)とのことだった。最初に書いたT-mobile SIMで契約しようと思っていたのは月5GBのコースだったが、実際のところ、大きめのファイルのダウンロードするなどあったので、滞在の1週間でさえ5GBでは足らなかっただろうと思う。
難点はやはり、いつもルーターもiPhoneとは別に持ち歩かないといけないことだった。何しろ外を歩いて、Googleマップを見るときも、UBERを呼ぶときも、道すがらFacebookでWWDC2016の素晴らしい参加者たちが発信してくれている情報をチェックするときもモバイル・ルーターがなければならないのだから。今思えばSIMとモバイル・ルーターの2台持ち(1枚と1台持ち?)にしてもよかったかもしれない。
ソフトバンクの「アメリカ放題」というのがあるのは、現地で日本人参加者の人から聞いて知った。僕はドコモなので、この時ばかりは、うらやましいと思った。たびたび渡米するようになったら(もし本当にそんなことになったらだが)僕もソフトバンクに乗り換えようと思う。
T-mobile SIMは結局使わなかったし、上記では十分な情報とは言えないかもしれませんが、関空でモバイルルーターを当日レンタルできたことなど、関空発でサンフランシスコ旅行など計画されている方のなにかの参考になれば幸いです。
更新日付を保持しつつリッチテキストファイルをEvernoteにインポート
2015-05-27
TogetherというMacのソフトでノートを管理していたのだけれど、iOSとの同期がよくないので、Evernoteに移行することにした。
Togetherからは「Export Files...」で一旦フォルダに保存。
Evernoteでノートブックを作って、ドラッグ&ドロップすれば移行は簡単にできるのだが、ノートの作成日付と更新日付がどのドラッグ&ドロップした日になってしまう。どうすればいいのか?
AppleScriptを使ったツールを作ってくれている人がいた。
↓
Create Evernote Notes from Finder Selection
以下のように操作したらできたのでメモっておく。
1)アプリケーション>ユーティリティ の中にあるスクリプトエディタを起動して「新規書類」ボタンをクリック
2)上記サイトのスクリプトをコピペして ImportNotebook のところの"Inbox"を移行したいノートブック名に変更
3)これをインポートしたいファイルのあるフォルダに保存する。ここではconverter.scptというファイル名にした。
4)フォルダの中の移行したいファイルはファインダー上で選択状態にしなければならないようだ。
5)スクリプトエディタ上のPlayボタンみたいのをクリックで実行
6)ファイルの作成日と更新日がノートの作成日、更新日に反映されてインポートできた。
7)これを各フォルダ毎に繰り返した。つまり、
上記 converter.scpt を次のフォルダに移動して、
ImportNotebookを書き換えて、
Finderでファイル選択して、
Playボタンをクリック、の繰り返し。
以上です。
【おまけ】
リッチテキストなので、.rtf という拡張子が付いていて、これがEvernoteのタイトルに反映されてしまっているのを何とかしたかったので、Titleのset 部分のスクリプトを追加した。ファイル名の最後の4文字を省いてtitleを作る。
WinSCPをタスクで自動起動 — SSH鍵とパスフレーズの問題(ただしWindows2000の話し)
2013-11-15
Windows2000の話しです。今年は2013年ですがまだ使っています。
定期的にデータを別のFreeBSDサーバーに転送するためにWinSCPを使います。
ここからFreeBSDサーバーへは既にSSHで接続しているので、普通にパスフレーズのあるSSHキーを使って認証していました。
同じキーを使って WinSCP で転送しようと思い、まずはWinSCPスクリプトとそれらを起動するバッチを書きます。
以下に例を掲載しますが、これでPagent を常駐させてキーとパスフレーズを登録しておけば trans.bat をダブルクリックして、問題なく転送できました。
trans.winscpscript (WinSCPスクリプト)
option batch on
open username@myserver.example.com
option confirm off
put "d:\document\*.*"
exit
trans.bat (バッチ)
"C:\Program Files\WinSCP\WinSCP.com" /console /script=c:\...\trans.winscpscript
しかし、タスクスケジューラにこのバッチを登録して定期的にバッチを起動させようとしても転送はされません。
ログを見てみるとサーバー側からpublicキーに対応するprivateキーがないというような「お断り」のメッセージが来ています。
どうも、タスクスケジューラで起動した場合は Pagentが効かないようです。
そこで、バッチを少し書き直してprivateキーを指定するようにします。
trans.bat (バッチ)修正版
"C:\Program Files\WinSCP\WinSCP.com" /console /script=c:\...\trans.winscpscript /privatekey="C:\Documents and Settings\.....\mypravatekey.ppk"
しかし、これではパスフレーズが渡せていません。WinSCPにパスフレーズのコマンドオプションはないようです。
仕方ないので、転送用にパスフレーズのないprivateキーを作ることにしました。
今使っているprivateキーをPuTTY key gen で読み込んで、パスフレーズを削除して、これを別の名前で保存すれば、そのままprivateキーとして使えます。
例えばmypravatekey_nopass.ppk のようなファイル名にします。
trans.bat (バッチ)再修正版
"C:\Program Files\WinSCP\WinSCP.com" /console /script=c:\...\trans.winscpscript /privatekey="C:\Documents and Settings\.....\mypravatekey_nopass.ppk"
セキュアじゃないかもしれないですが、ほかに何かいい方法があればどなたか教えていただければと思います。(ただしWindows2000です)
Magic Mouse のスクロールをもっと速くする
2013-11-06
Magic Mouse はマウスの表面を一本指で縦や横にスワイプすることでスクロールを制御できます。
この反応が僕にはすごく遅く感じられる。なんとか速く動くようにできないものか。
「システム環境設定...」の「マウス」にはなぜかこのレート(スワイプ距離とスクロールの大きさの割合)を設定する項目がない。
実際は「システム環境設定...」の「マウス」ではなく、「アクセシビリティ」で左サイドメニューから「マウスとトラックパッド」を選択して、ウィンドウ下部の「マウスのオプション...」をクリック。ここに「スクロールの速さ」の設定ができるスライドバーがありました。
よく知られていることかも知れないが、僕は見つけるのにだいぶ時間がかかった。
MP3のトラック番号付けは Tagr (Macアプリ) が便利
2012-06-25
Tagr が便利なのはファインダーで並べた順序のままでトラックのナンバリングが自動でできることだ。
つまり、例えばダウンロードした順番でトラック番号を付けたい場合は、MP3ファイルをファイル変更日順でファインダーに表示させて、これを全選択して Tagr のリストにドラッグ&ドロップすればリスト上でその順番になっている。
そしてツールバーの Numbering ボタンをクリックして、表示されたサブウィンドウでApplyボタンをクリック(僕の場合、Store Track Countだけ選択)、これでトラック番号がつく。
Save to Disk ボタンをクリックして保存すれば完了。
MP3ツールはいろいろ出ているのでもっと便利なものもあるのかもしれないが、これはやりたかったことが期待どおりにできたので本当に助かった。
→
Tagr - www.entwicklungsfreu.de
Macのフォルダ名を勝手にローカライズ——SystemFolderLocalizations.strings の編集
2012-01-06
Macに Projects というフォルダを作って、これのFinderでの表示名を「プロジェクト」という日本語にした。
やったこと。
1).localized というファイルを作る
Projects というフォルダを作って、この中に.localized というファイルを作成。中身は空で良い。 先頭がドット(.)のファイルは隠しファイルなので、ターミナル.app で作るとよい。例えば、
$ cd ~myname/Projects
$ touch .localized
2)SystemFolderLocalizations.strings を書き換える /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/Japanese.lproj/SystemFolderLocalizations.strings を BBEdit 等のエディタで編集。
<key>Projects</key>
<string>プロジェクト</string>
というのを追加して保存。
3)Finder を再起動
アップルメニューの「強制終了...」で「Finder」を選択し、「再度開く」ボタンをクリック。
以上
補足:
SystemFolderLocalizations.strings の書き換えは通常のテキストエディタでは編集できない。 また、従来は Property List Editor というXcodeに添付のツールで、
"Projects" = "プロジェクト"
のように記述してできたらいしいが、Xcode4にはこのツールはないようだ。
とりあえずこれの編集は上記のように
BBEdit
でできた。
参考にさせていただいたサイト:
Mac OS X Finderのディレクトリ名ローカライズを任意に設定する
How do I rename the Downloads folder (in Lion)?
GoodReaderをFTP(Mac)で同期
2011-03-12
iPadを購入する前から雑誌や書籍をPDFにしてMacBookで読むということをしていました。iPadが発売されて、PDFがより手軽に読めるようになってすごくうれしかったです。最初はGoodReaderを使っていたのですが、アノテーションなどを書き加えたくてAnnotationPDFというアプリに鞍替えしました。以来、ずっとAnnotationPDFを使ってきたのですが、先日のバージョンアップで機能は増えたのですが、文字選択などもできなくなったり、タッチに反応しなくなったりと問題が多く発生するようになりました。Goodreaderは既にアノテーションに対応していますし、同期機能も提供されるようになり、しかも割と安定しているようです。そこでGoodReaderに再度戻ることを決めました。 当初のGoodReaderにはこの同期機能がなく、USB経由iTunesでファイル管理するか、GoodReader側にFTPサーバ機能があってWifi経由でアップロードするしかできませんでした。AnnotationPDFには当初からMac上で動く同期用の専用Serverソフトが配布されていて同期という形でファイル管理ができ、僕はこの点も気に入っていました。現在、GoodReaderにはMac側の専用ソフトはないものの、同期の仕組みはいくつか用意されています。ひとつはWebDavサービスやDropBox、Mobile meなどのインターネット上のファイルサービスを使って同期する方法。またはMac上で動くFTPサーバを自力でどこかから入手して、それでWiFi経由で同期する方法です。前者のインターネットのファイルサービス経由は大きなPDFをいつも扱う僕にとっては同期時間がかかりすぎます。後者の方が高速で、しかも今までやって来た方法に近い形で運用できそうです。ということで、僕はMac側になんらかのFTPサーバソフトを導入することに決めました。 さて、ここからが本題ですが、MacにFTPサーバを導入するにはどうすればいいのでしょうか。 まず、標準の「ファイル共有」を使うということができます。「環境設定」の「ファイル共有」の「オプション」で「FTPサーバ」を追加することができます。しかし、僕の知る限りこの方法だと共有先のフォルダを指定できませんでした。自分のユーザーディレクトリが全部公開されてしまいます。多分設定するには自分でchrootを記述するなどしないといけないのではないかと思います。これはセキュアじゃありません。同期の時だけファイル共有をONにしてもいいのですが、どうにも気持ち悪いです。 次に、
ProFTPD
というソフトがセキュアでよいと聞きました。実際はこれはオープンソースのソフトで、これを使ってMac用アプリを作って配布されているのが
Fink
というソフトだそうです。早速、これをダウンロードしてみたもののOSX 10.5 対応が最新で、10.6に対応させるにはパッチやら再コンパイルやら大変なことをしないといけないみたいです。そこまでやるのは躊躇して、とりあえず他を探すことにしました。
JSCAPE MFT Server
も安定していてよいソフトのようです。しかし、どうもこれはサービス(デーモン)としてうごくっぽいので僕は使うのをためらいました。いつもFTPが動いている必要はないのです。同期するときだけちょっと起動したいだけなのです。できれば単純なアプリのほうがよい。 最終的には、
CrushFTP
というアプリを使うことにしました。UIなどがかなり荒削りではあるのですが、お手軽な感じです。ということで、これの使い方についてまとめておこうと思います。 インストール後にやるべきことはユーザーの追加(またはdefaultユーザーのカスタマイズ)と、使用フォルダの登録だけです。 1)起動後のウィンドウで「Edit Users & Groups ...」をクリック 2)ユーザーを追加する場合は(ここがわかりにくかったですが)ウィンドウ左上の「書類」に「+」が付いたような小さなアイコンをクリック 3)左縦長のリストに追加したユーザー名が追加され選択状態→左側にパスワードなどを入れる領域が 現れる 4)パスワードを設定 5)「Server's Files」リストから使いたいフォルダを探し、そのフォルダを右の「User's Stuff」 リストにドラッグ&ドロップする。 6)ウィンドウ左下の「Save All Changes」をクリック 以上です。 iPadのGoodReaderの設定は以下。 1)「Connect to Servers」の「Add」ボタンをクリック 2)URL-address にMacのIPで ftp://xxxx.xxx.xxx.xxx を指定 3)UserとPassword にCrushFTPで作ったUserとPassword を指定 4)「Web Download」のところにある「Sync」をクリック 以上で同期がはじまります。「Web Download」のところの「Remote Sync」にこの同期のボタンが追加されます。
facebookはポートフォリオになり得るだろうか?
2011-03-09
ソーシャルネットワークというか、facebookはどういう方向に進むのだろうか。
コミュニティ形成や情報交換がより容易になり、いろいろな活動が可能になったり、それを活性化できるということは既に証明されていると思う。一方で、facebookは個人の履歴書のような役割になっていきつつあるようにも思う。将来、facebookにアカウントを持って個人情報の公開(ただし排他的な公開)をすることが、社会活動において有利になる状況がくるのだろうと思う。社会活動において有利とは、地域や特定分野のコミュニティ活動だけでなくもっと一般的な仕事においてもということでもある。例えば、仕事で名刺交換をしたあと、その交換相手に一定レベルの個人情報を公開する設定しておけば、お互いのポートフォリオを交換できる。あるいは一方的に提供または取得でもよい。ポートフォリオは自分の公開したい範囲で公開できるようになるだろう。例えば、仕事相手に自分の個人的に興味を持っていることや、それに関連した活動を知ってもらうことによって、新しい機会を生み出すこともあるだろう。もちろん、逆の場合もあり、人間関係としてはマイナスに働く場合もある。しかし、人によってはそのマイナスもメリットとなることもあるだろう。
もちろん、そこの書かれていることが必ずしも事実とは限らないという可能性はある。だから、読み取る側のリテラシーが必要になる。僕はfacebook上では事実と虚飾は意外と容易に見分けられるようになるのではないかと想像している。なぜなら個人の情報発信であった従来のブログとは違い、facebookではそこに展開される人間の関係性の成果に注目できるからだ。
一方で、そのようなものを見通せるだけの公開性ということと、排他的にして公開できる情報を制限できることの間には確かに矛盾はある。これを何らかの技術的手法で解決できればすごいと思うし、多分facebookがこれほど注目されるのは、そのような問題を技術的に解決しようとその当初から試みてきたからではなかろうか。もっと言えば、その辺が従来のインターネット技術という側面を超える新しい何かなのだということだと思う。
話しを元にもどそう。誰もが表現者として作品を作ったり、あるいは作品があるにしてもそれをわざわざWEB上で公開する手間暇をかけられるわけではない。その個人にアクセスする側にとっても、その人の作った作品や成果の詳細をいちいちチェックすることはあまりないのではなかろうか。しかし、facebook上に表現されるものは、個人のポートフォリオとして、本人の意識するしないにかかわらず生成される何かであり、しかも履歴書には現れない何かになるように思う。そのようなポートフォリオのやりとりが行われる社会というものが将来やってくるのではないかと僕は想像するのだ。
アップル – スカリーとHyperCardの時代
2010-07-01
The Daily Beast
に
"Why I Fired Steve Jobs"
という記事(2010年6月6日付け)がある。1985年当時に、当時アップルのCEOだったスカリーがジョブスをアップルから追い出したことについてスカリー自身が語っているというものだ。
スカリーは、当時のことを後悔して、ジョブスをCEOにするべきだったとか、どうして追い出した後で呼び戻そうという考えが浮かばなかったのか自分でも分からないと述べている。会社の価値という点でアップルはマイクロソフトを追い抜いたとされている今に至っては、そう答えるしかなかったのかも知れない。
しかし、この記事にも書かれているが、当時のジョブスはとんでもない人間だったことは間違いないようだ。ジーパン姿で出社し、山羊のようなひげをして、異臭を放っていたという話しだ。もっとも、今でも身なりには頓着しない感じでWWDCのキーノートでのクロのタートルネックにジーパン姿というのは、いかにもCEOらしからぬバランスを欠いたような人間の身なりのように思える。逆に先進性というものは、そのようなバランスを欠いたところから生まれるのだともいえるのかもしれない。
ところで、僕がマッキントッシュというものを知って(確か「日経コンピュータ」か何かで知った)、どうしても使って見たくなって、当時のMacintosh Plus という機種を手に入れたのは、まさにスカリーがCEOだった時期で、その後、スカリーがやめてからは彼の自伝『オデッセイ』の日本語訳版を読んだほどだ。
MacPlusという機種は9インチの小さなモノクロブラウン管ディスプレイが一体になったダルマのような形のものだった。もちろん今のパソコンとは機能的には比較にならないしろものだが、秀逸だったのは無料でついてきたHyperCardというソフトウェアだ。これは一種のカード型データベースとペイントソフトを融合したような当時としてはユニークなソフトで、利用者はナビゲーションのボタンやテキストボックスやリストなどをカードの上に自由に配置してテンプレートを作って、データをカードで何枚でも蓄積していけるようになっている。カードの切り替えを早くすればアニメーションのようなもの作れた。実際、顧客管理カードのようなのもからレシピ集、またインタラクティブな絵本のようなものまで作ることができた。HyperScriptという開発用言語も搭載していて、文字処理などわりと複雑なこともできた。HyperCardを開発したのはビル・アトキンソンという大学では化学を専攻していたというアップルのエンジニアで、彼は当時CEOであったスカリーに、これをマックに無料でつけないなら自分は会社をやめると言って、その主張を通したという逸話がある。
僕はこのころはアップルはまだ先進的な企業だったと思う。むしろ、おかしくなって来たのはスカリーがやめてからだと感じている。1995年にWindows95が出てからはひどくなるばかり。CEOとなったスピンドラーもアメリオも、いかにもビジネスのやり手という顔をしている。いわゆる「バランスのとれた人たち」だ。しかし、彼らのやったことはハシゴをかけておいて、他人を上らせ、そうしておいてからハシゴをはずすようなことが多かったように思う。例えば、日本ではバンダイがアップルからOSのライセンスをうけてピピンというゲーム機を出したが、結局アップルはライセンス供給から撤退した。例えば、ニュートンというPDAをリリースし、デベロッパを募ったが、アップルはニュートンのプロジェクトを突然廃止した。例えば、OpenDocという先進的だが未完成の技術を宣伝し、デベロッパにもその関連製品の開発を強く促しておいてから、アップルはOpenDocもやめてしまった。あまりにもひどいので僕はアップルが大嫌いになった。
スカリーはジョブスを追い出した張本人ではあるけれど、スカリーとHyperCardの時代はそれなりに意味があったのではないかと思う。だから僕はスカリーに後悔などして欲しくはなかった。The Daily Beast の記事を見て、当時のことを思い起こすとともに、そのような感想を持った。
MacJournal for iPhoneがダメなのでNoteLifeへ移行
2010-04-03
ずっとMac上ではMacJournalを使っていたので、MacJournal for iPhoneがでることを心待ちにしていた。3年くらい待っただろうか。やっとリリースされ、早速購入した。でも、iPhone版はかなり使えないモノだった。
そもそもiPhoneにはリッチテキストフォーマットを扱うベースがないので、完全な同期というものは無理だとは思っていたが、これほど何の手も打たないままリリースされるとは考えてもみなかった。
それだけでなく、かなりBuggyでもある。同期すると、書き換えていないものまで全てをMacの方に書き戻してしまうのだ。僕のMac上のMacJournalの内容は、リンクや画像が全て消えてしまった。これでは使い物にならない。さらに僕にとって大きいのは、文字サイズが指定できないことだ。デフォルトの文字サイズは大きすぎて編集中に表示できる文字数があまりにも少なくなってしまう。
こんなに待ったのにこの程度なのかという落胆から、MacJournalの使用自体をやめることにしようと思った。iPadが出れば、Macとの同期はますます必要になるから、このさい見切って、データが少ないうちに他に移行した方が良いかもしれない。
何に移行するかと考えたとき、多分誰もが一番にあげるのはEverNoteだろう。しかし、これはネット上に同期用にデータを上げるので、どうも自分としては気分が良くない。セキュリティを掛ける場合は有償になり年額45ドルもとられる。また、僕の行きつけの喫茶店はソフトバンクの電波状態が悪くiPhoneはネットにつながらないのでネット上にデータがあるのは不都合だ。さらにiPhone上でのリスト表示のデザインもMac版の全体的なデザインも気に入らない。
それで、iPhoneのNoteLifeとMac上で動くSOHO Notes が同期できることを知り、これらを入手した。NoteLifeはiTunes Storeからの購入なので600円支払った。SOHO Notesは今のところ試用期間で無償で使っているが、購入は40ドルくらいだったと思う。同期はWiFi経由、文字サイズの設定も可能。画像や音声もそれ単独であれば同期できる。しばらく、試してみようと思う。
fetchmail+procmailで携帯へメール転送
2009-10-06
fetchmailで複数のアカウントのメールを携帯に転送する方法について。自分の設定のまとめ。使用しているのはFreeBSDが稼働する自宅サーバ。
fetchmailをデーモン起動し、pop3にて複数サーバからメールを取得し、これをprocmailに渡して、必要なメールだけをフィルタリングして携帯のアドレスに送信している。以下に僕の場合の例として紹介します。
なお、 fetchmail release 6.3.8+RPA+SDPS+SSL+OPIE+NLS / procmail v3.22 です。
■インストール
# cd /usr/ports/mail/fetchmail
# make
# make install
# cd /usr/ports/mail/procmail
# make
# make install
■基本設定
上記のインストールで、
/usr/local/etc/rc.d/fetchmail
が自動生成されていた。これがデーモンでのfetchmailの起動コマンドになる。すなわち
/usr/local/etc/rc.d/fetchmail start ←起動
/usr/local/etc/rc.d/fetchmail restart ←再起動
/usr/local/etc/rc.d/fetchmail stop ←停止
とできる。
fetchmail を root で使うことは推奨されていない。FreeBSD上にあるいずれかのユーザーで使うようにする。
どのユーザーで使用できるようにするかを、利用の有効化と合わせて、/etc/rc.conf に設定する。
ここでは仮に hoge ユーザーで使用することにする。ユーザーはスペース区切りで複数指定できる。なお、ポーリングのインターバル時間(何秒毎にメールサーバに問い合わせるか)も合わせて設定。
↓/etc/rc.conf に追加する設定の記述
fetchmail_enable="YES"
fetchmail_users="hoge"
fetchmail_polling_interval="180"
■転送設定
▼fetchmail
fetchmailの設定自体は、上記で使うことにしたユーザーのホームディレクトリに .fetchmailrc ファイルを作って行う。つまり、.fetchmailrc があれば自動的に読み込まれ、指定のインターバルで実行される。以下のように設定した。
なお、このファイルのパーミッションは 600 にすること。> chmod 600 .fetchmailrc
↓/home/hoge/.fetchmailrc の設定
set postmaster hoge
set logfile fetchmail.log
defaults
protocol pop3
uidl
no rewrite
no mimedecode
keep
mda "/usr/local/bin/procmail"
poll pop.smallmake.com
username "hogege"
password "********"
poll pop3.nifty.com
username "hogege"
password "*******"
poll pop.appale.com
username "ichirohoge"
password "********"
poll pop.atandta.net
username "info"
password "********"
"keep" の指定によってサーバーにメールを残している。この場合のポイントは、 "udil" の指定。これは一度転送したメールは転送しない設定。これがないとインターバル時間毎に、同じメールを何回も送って来てしまう。"protocol" 指定の直後に指定しておくのがよいようだ。
そして、"mda" としてprocmail コマンドを指定。これで、メールをprocmailに引き渡せる。
"poll"指定のあとに、メールサーバーとアカウント名とパスワードを指定。複数指定できる。
▼procmail
procmail もホームディレクトリに設定用ファイルを作る。ファイル名 .procmailrc である。
↓/home/hoge/.procmailrc の設定
TRANSTO=hogenokeitai@docomo.ne.jp
:0
* ^Subject:.*TASK-ML.*
/dev/null
:0 E
* ^Subject:.*Report www.appale.com.*
/dev/null
:0 E
* ^To:.*hogege@smallmake.com.*|^To:.*ichiro@smallmake.com.*
!$TRANSTO
:0 E
* ^To:.*hogege@nifty.com.*
!$TRANSTO
:0 E
* ^To:.*info@atandta.net.*
{
:0
* ^From:.*@ atandta.net.*|^From:.*@ atandta-net.com.*
* ! ^From:.*info@ atandta.net.*
!$TRANSTO
}
":0" はプログラム構文の IF にあたり、 ":0 E" は ELSE IF にあたると考えてよい。つまり僕の場合、頭から条件に当てはまるものを順に処理し、前の条件で処理しなかったものを次の処理に回わすようにしている。
"*" で始まる行が条件の内容で一致した場合にその次の行の評価または実行を行う。なお、ここでは全てメールのヘッダを対象に検査している。メール本文を検査したい場合は、上記の指定を":0 B"と記述するらしいが僕の場合は使用していない。また、ELSE IF ではなく、前に評価したものをさらに次の条件でも検査したい場合 ":0 c"と書くらしいが、これも今回は使わなかった。条件の内容については ORは "|" で、 NOT は "!" で記述できる。また"{" と "}" でくくることで条件をネストできる。
"!" で始まる行がメール転送先の指定。転送先は冒頭でTRANSTOという変数を作って代入し、それを参照している。"/dev/null" はその条件に当てはまるメールをnullに捨てて、転送しない設定である。転送やnull指定以外にもファイルに書き出したりなどする方法もあるが、今回は使っていない。
だいたい以上のような内容である。FreeBSDが起動したときにfetchmailがデーモンとして自動起動するようにしたいが、それについてはまだやっていない。
参考にしたサイト:
ノートPC ARMADAにPlamoLinuxをインストール
.procmailrc - メール振り分け
procmailレシピ